藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

仮想でない恐怖と

*[ウェブ進化論]下向きのカーブのリアル。
本当の"正念場"とは一体どんな時だろうか。
現代なら、それは経済的なこととか、病気とか人間関係などで「下向きの勢いを感じた時」なのではないかと思う。(もちろん戦争も恐怖だと思うが)
その「リアルな恐怖とどのように対峙するか」ということではないだろうか。
自分も仕事では何度か経験しているが、お金とか、今後の行き先とか景気とかに「暗雲が立ち込める時の恐怖は只ごとではない。(もちろん戦争ほどではない)
何せ落ちてゆく戦闘機のように、その先には「墜落」が待っているのが見えるのだ。
「もうダメだ」と思うと、ますます思考は悲観的になってしまうものだ。
なのでこの「下向きカーブといかに向き合うか」というのはピンチを切り抜ける時にとても重要だと思う。
 
早々とバンザイして、その場から逃避する人もいるだろう。
反対に、本当に破綻するまでひたすら無策の人もいる。
そして「劣勢一色」の中でも被害を最小限にしながら、なんとか「次につながる方法」を考える人もいるだろう。
そしてそんな場数を踏んで、どんな危機にも対処する力がついてゆくのだと思う。
こういう「リアルな恐怖」は「理論上の経営論のあれこれ」とはまったく異なり、理屈での説明を超えた経験を自分たちにさせてくれる。
 
本当に力をつけるには、そうした恐怖体験を積むしかないのではないだろうか。