藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

争う生物

*[ウェブ進化論]国防とか国防費とかの虚しさ。

最近国防費は増やすべし、という声が多い。

自分は以前防衛省を訪ねていたこともあるので、余計に国防ということの意味を身近に考えるようになった。

一体「貧困」というものがなくなれば、果たして国や民族同士の諍いはなくなるのだろうか。

 

日本でも先進国でも、誰も「なぜ国防が必要なのか」ということを問う人はいない。

あまりにもアホらしい問いなのだろうか。

軍事技術が民間の産業をリードしてきた、ともいうがその根本が「私的な争い」では本末転倒な感じも大いにする。

「宇宙からの仮想敵との対峙」ならまだ分かるが、どんな理由にせよ人間同士の戦いである。

そのために莫大なお金を使い、残忍な兵器をさらに開発し、それをいろんな宗教やイデオロギーが正当化している。

あの恐ろしい武器装備は、一体何を根拠に開発されているのだろう。

 

もう一度思う。

果たして「貧困」さえなくなれば、そんな「争いのタネ」は取り除けるのだろうか。

それとも「宇宙人からの脅威」に晒されなければ、自分たちはまだこれから何千年も「同族での争い」を続けなければならないのだろうか。

 

貧困の問題とは別に、国防の話は常に議論されている。

国政に関わる偉い人たちは、そんな基本のことをどこか知らないふりをしているようにも見える。

 

人は何につけ「争い」からは逃れられない生き物なのかと疑問に思う。