藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

自己選択の時代(1)

*[ウェブ進化論]シニアの戦略。 
先日、日経の「シニア層の転職。役に立つ資格は?」という記事を見ていてどうにも古臭いものを感じて仕方がなかった。
「転職に際して役に立つ資格」というのはあくまで自分が「買ってもらう側」の発想である。

そして自分のマーケット感覚で言うと「シニア層の転職市場」というのは非常に厳しい。

よほど他人にはない尖ったスキルがないと、今の日本は「シニアの雇用」については技術職でさえ採用には「非常にネガティブ」というほかない状態だと思う。
なので「座して定年を迎える」と、そのままシニアネガティブの波に呑まれてしまう。
"どなたか私を雇ってくれませんか"というスタンスが敗因になるのだ。
これからのシニアには「定年までの時間を使って起業する道」を考える必要があるだろう。

何も無理に法人にする必要ないが、フリーランスとして「企業と直に提携ができる」くらいのことを念頭に置いて準備しないと「買いたたき」の状態はずっと続くに違いない。

 
資格を志向するのも、「雇われるための装備」というスタンスではいけない。
それは中小企業診断士でも会計士でも弁護士でも同じだ。
自分のスキルを補強し、シナジーを出したり、どんどん希少性を高めることが「年齢なんかに判断されない自分」を育てることになる。
 

シニア以降の自分は、意識して育てる必要がある。