藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

一世紀をかけて

*[ウェブ進化論]紙との戦い。

紙の手帳やメモを止めるとか、カレンダーを吊さないとか。

もう頭の中以外は「すべてデジタルツール」に置き替わりそうな気配がするけれど、自分たちの頭の中は相変わらずアナログだ。

どうも電気信号で動いているらしいが。

それはともかく。

 

なかなか日頃の習慣は一気には変わらないものだが、最近はいよいよ「紙へのメモする」機会がなくなってきた。

情報セキュリティの考え方にCIAというのがあるのだが、このAの部分(可用性:いつでも必ず使える)というところがこれまでのデジタルツールのネックだったと思う。

昔はデータを保存する媒体がフロッピーとかHDとかで「世代を跨げない」ことも多かったし、USBとかDVDも長い時間をかけて散逸してしまうことも多い。

 

一方紙媒体、それも「糸綴じノート」というのはある意味最強で、散逸も消失もしない。

一方紙は紙でも、カードや紙メモは何十年もかけていつの間にか何処かへ行ってしまうものだ。

なので「スクラップ帳」を考えた人は偉大である。

「情報を固定して散らさない」ということを徹底し、切ったり貼ったりという手間を超えて存在している。

 

自分は最近は「音声メモ入力+スマホやPCで共有・加工」が日常になっている。

入力はどこからでもできて、クリップボードや画像まですべて共有してくれるので「一旦クラウド」へ上げるよりも効率が良いのだ。

 

さてスクラップ帳がなくなる日はまだ先だろうか。