*[ウェブ進化論]失敗を感謝する。
自分たちは日常でよく失敗をするものだ。
そして恥をかいたりもする。
そんなことは日常茶飯事だとも言える。
けれど自分たちは子供から成人するにつれて「恥をかくこと」をどんどん嫌うようになる。
「恥をかく」ということから逃避意識は歳を取るほど強くなるのだ。
「知らないこと」を知らないと言えず。
また「失敗したこと」を自分の所作ではない、などと糊塗してしまう大人は実に多い。
「失敗や勘違いを認めること」は思いのほか勇気がいるし、恥をかく。
けれど実は「それがやれるかなれないか」で、結局当人の人格とか、人生とかが決まってくるのだということは、年を取ってみると分かるものなのだ。
誰もが他人との関わりの中で、普通で、できればカッコよくありたい、というのは自然な気持ちだ。
けれど失敗の逆境の時にこそ、その人の「人柄」が現れる。
要するに「失敗」からは逃げずに認めること。
そして、今後を考える視点を持つこと。
結局長い人生の"方向"を決定付けるのは、こうした「失敗への取組み」なのではないかと思う。
調子の悪い、不運続きの時にこそ人間性が問われる。
そこで"逃げない肝っ玉"が育ってゆくのではないだろうか。