藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ようやく選ぶ

*[ウェブ進化論]モラトリアムという方法。

昭和の学生運動前後でモラトリアムといわれた世代は、戦後のように「ただひたすら復興のために働く」ということに疑問を感じた世代だという。

そしてそれから、その後何と50年ほどもかなり「均質の時代」が続いていた。

復興、高度成長期から失われた平成の30年までがこれまで来た道、である。

 

そして次のモラトリアムは今だ。

FIREなどとも言われているが「今一度働くことの意味や目的」を考える機会をもたらしたのがコロナ禍だったというのは、皮肉な話ではある。

戦争ほどではないにせよ、高齢化も進む中で「老年世代も中年も、若者も一斉に」そうしたことを考え直す時代に入っている、ということは特に若い人には知ってもらいたい話で、定年後の年金の話ばかりする"逃げ切り根性"にはなってほしくないと思う。

 

例えば大企業に身を寄せていることとか、ホワイトカラーとか、あるいは結婚とかいうことが、一体どれほどの負担を伴うことなのか、ということを特に意識なしに選んでゆく時代はもう終わっていると思う。

 

ようやく、選択の時代が始まっている。

コツは"今の自分から"リセットして考えてみるのが良さそうだ。

これからは、こんな歳でも今が一番若い。