藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

金との距離

*[ウェブ進化論]正常に戻る時。

元々"金まみれ"とは政治家官僚などの有力者が金に関する不正をはたらいているさま」のことをいうらしい。

オリンピックやワールドカップは金まみれだ、というような表現もよく目にする。

つまりは「ひたすらお金だけで動く世界」を言うのだと思うが、自分たちも全く例外ではない。

 

改めて自分たちは立派に「お金」に相当な程度、いや深刻なくらい支配されている、と最近よく思う。

電車に乗るのもコンビニに行くのも、今のようなサプライチェーン社会ではお金がなくては立ち行かない。

これだって立派な"金まみれ"ではないのか。

そしてまるで主権を得た「お金」は、時に人の命を奪ったりもするし、そうでなくても相当なストレスを自分たちに与える存在である。

 

そんな空気が支配する中で、ようやく正常な感覚を持つ若者が「FIRE」などと疑問を持つ、というのは実はかなり自然なことではないだろうか。

 

経済的に独立したいと言うのは、大量のお金が欲しいと言うことではなく「そんな金まみれの世の中から距離をおきたい」という非常にナチュラルな思いに違いない。

それを大人たちが若者が何かサボろうとしているかのように受け止めるのは、実は自分たちが間違っているのないだろうか。

 

ようやく「当たり前にお金と離れること」を考える時代がきている。