藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

暗黒物質(4)

*[ウェブ進化論]初めての世界へ。

若者に公務員志向が強いのは「なんだか正解がよく分からない、目まぐるしい世間の空気」が濃いからだと思う。

若者のFIRE志向もその根本には「富よりは安定願望」があるようだ。

これから自動化が本格的に進み、本当に「手間仕事がなくなる時代」にはそんな「生活のための仕事がなくなる」可能性があると思う。(今でも将来をそう見ている人は割合多い)

 

人間の管理者はゼロにはならないだろうが、そうした「手間仕事や管理者」を担当する人には高給を払ってお願いし、一般の人は「対価のための労働」をしなくなる…

人類史上初の「食うために働かない時代」が来るのだとしたら。

 

けれど過去を見れば中国の食客のように「誰かのお抱えで好きなことをする」、つまり生活費の心配をすることなく才能のある人を抱える仕組みは部分的にあったから、これからは一部の裕福な人のお遊びではなく、みんなが食客のように自由になるという見方もできるだろう。

 

制度がベーシックインカムになるのか生活保護になるのかはともかく、技術が進んで労働が最小化されれば「新しい時代の幕開け」と言っても過言ではない。

 

今のモヤモヤした社会の空気はそんな「過渡期の始まり」なのだと思えばいいのではないだろうか。

 

労働、という言葉を過去のものに考えてみよう。