藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

パスポート更新


以前、競馬新聞は世界一高い日刊誌だ、と聞いたことがある。
なにせあの薄さ(確か数ページ)で500円とかするのだ、と。


パスポートの切り替えは。
(印紙代込み)一万六千円なり。


どうも合点がいかぬ。


大体、パスポートとは何か。


本人確認とか、ICチップ導入とか。(IC入りは、プラスチックの板が入って折れ曲がらず、かさばる。IT化してさらに不便に。信じられぬ。)

大体「更新手続きそのもの」も理解に苦しむ。


住民票やら免許証やらで現住所確認。
はがきを購入して、自分の家の住所を書き、「転送不可」とかハンコを押されて、いったん帰宅。


たったの六営業日かかるらしい。


それで「住民票のあるところ」へ郵送されたはがきを持参して、再び発行所へいただきに行く。


一万六千円もの印紙を購入して添付、再び内容の確認とか、生年月日とかを言わされてありがたく交付される。


ICチップ導入とか。


どう便利になるのか、今度の出張が楽しみだ。



まったく改善なし


大体、本人確認とか。


怪しい日本の風習はいろいろ。


実印、実印と認印、実印の登録、印鑑証明、住民登録、住民票、パスポートに免許証、保険証。


電子政府はどこへ行った。


以前もエントリしたが、未だに住民票一つまともにネットで取れない。
へんちくりんな自動印刷機を特注してるくらいだ。


http://d.hatena.ne.jp/why-newton/20070323
(怪しげな住民票印刷機)



いいかげん「国民背番号」の時期ではないか。
このままバラバラにデジタル化するつもりだろうか。


この話題になるといつも「プライバシー問題」とか「国家権力による国民支配」とかいって立ち消える。


一方、「国民の名寄せ機能」がないから、相変わらず脱税の問題などはなくならない。


一国民一IDにして、「それがいかに恣意的に、悪用されないか」を国民総出で監視することに注力できないものか。


もっとも今の政治家では、その辺りの仕組みづくりは任せ難いが。


本当のパスポートはどう


それこそ生体認証でも、遺伝子登録でもいい。


自分のいろんな情報。


生年月日、血液型、身長体重、既往症、職業や経歴もあっていい。
もっというなら、アレルギーの食物とか、好みの酒とか。


あるいは好きな思想家とか、趣味とか。

きちんと提示できるものがあれば、それこそRFIDで皮膚の下に埋めてもいいくらいだ。


戸籍のない難民以外は、テロとか不法入国とかがなくなる。


そうしてから、「戸籍のとれない人々」の問題を考えてはどうか。


日本で「縦割り官庁の電子化問題」が解決しないでは、小さな政府など夢のまた夢。



デジタルの恩恵がまったく発揮できない。



「IT担当大臣」を選任し、国レベルのシステム、を検討すべきだろう。


うまく使えば、とんでもなく効率的な組織運営ができるのがコンピュータ。


一番の使いどころが理解されず、残念。


年金データの問題も同根だ。