藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

地方はまだまだ弁護士過疎。


弁護士界にはちょっと明るい話。
http://www.asahi.com/life/update/1021/TKY200710210161.html

参加したのは、東京と大阪を除いた全国32の弁護士会の担当者と460人の修習生ら。
説明会は昨年から3回目だが、集まった人数は最多。
主に、法科大学院を経て9月に新司法試験に合格し、11月から1年間の修習に入る「新61期」だ。今年に就職活動した「60期」は今も就職できない人がおり、「61期」はさらなる「就職難」が予想されている。


いい傾向と。
ようやくマーケットの理屈、が働き出した。


地方にも弁護士が行き渡り、さてそれからが「サービス業」としての品質競争が始まるスタートだ。


それにしても、「ぜったい増やさぬ」姿勢だった日弁連が、四の五のいっても『大増員に踏み切った』その姿勢はすばらいしい。


なんのかんの言ってもこれまで何十年も「そもそも」解決されぬ課題だった。

マーケット云々…とこれまで言っても「受け皿(人数)」がなかったので
「法務マーケットは需要に応えていない」とか
「弁護士の質が下がっている」とかいう話はさんざんあったが、この度の増員がなければ机上の空論でしかなかった。


ぜひとも地方をカバーして「需要を発掘する」弁護士が出てくるのを期待したい。


船井総研などは「法律事務所向けの経営コンサル」をしているようだが、「法律業務の生産性」もどんどん上がってくるだろう。

これまで自分が見たところ、弁護士および専門家のIT活用はまだまだこれから。


ECやEDI(流通など)他業界に比べたら三世代は遅れていると思う。


「弁護士、地方進出」も一歩進展だが、都市部だってまだまだ全然足りていないんだけど。



これからの法律業界は、動きがあって楽しみだ。