藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

夢見(1)

*[次の世代に]何に向かうか。

コロナの影響もあってか、最近「やりたい仕事が見つからない」という話をよく聞く。若い人が多いが、今回の騒動で改めて自分の仕事について考えている中年もいるようだ。

さらに高齢者は自身の健康についても関心が高まっているという。

それはともかく。

"問題は何か"が分かったらその問題は八割方解決している、という。

 「それ」が分からないから苦労をするということだ。

つまり自分たちは普段から「何が問題か」を探していると言ってもいい。

そして「そいつ」が見つかれば占めたもの、と言うわけである。 

 だから、やりたいことが見つからないというのは「問題そのもの」なわけで、だから「それ」を突き止めることが一番重要なことなのだ、という風に考えてみる。

 

先日大学の先生に聞いた話だが、学生と教授の能力の違いは知識の差ではなく「問題設定の力の差」なのだという。

それが適切にできていないと、細かなことで躓いたままスタックしてしまったり、大きなテーマを見失うことになるらしい。

これは自分たちの日常にもそのまま当てはまる話ではないだろうか。

(つづく)