藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

時代の色調

*[ウェブ進化論]明らかな違い。

昭和生まれの自分は最近「昭和vs令和」という対比でよく物事を考える。

(平成という物差しは全然思い浮かばない。本当に失われた30年らしい)

昭和の時代をもっとも色濃く表す言葉に「所有」というのがある。

"モノや権力"を手に入れ、「所有」する。

昭和と平成の約100年、つまり二十世紀を象徴する言葉である。

もうその言霊の力は強く、「所有そのもの」が目的になっている人もたくさんいた。

傍の凡人から見れば「なにがあれほどに執念を生むのか」と思えるような人もその辺にゴロゴロいたものだ。

 

もう一つ今と比べて変わったのは「囲い込み」 という考え方だ。

お客が一旦購入したら、あらゆる方法で「囲い込むこと」を考える。

昭和のビジネスは、そうすることが常識だった。

他社の製品やサービスに「乗り換えられなくする工夫」なんかも普通にされていた。

今でもそういう人たちはいるが、主流は「所有しない」「囲い込まない」「サブスクあり」で当たり前になっている。

 

自分たちのような昭和生まれの人たちは、そんな「令和の風」をきちんと読んでおかないと、新しいサービスを考えても普及しないと思われる。

 

"生まれた時からスマホがあった世代"が主流になる世の中で、昭和世代の生き残りが始まっている。←この"生き残り"てのが昭和だっての。