藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

理解してから理解される。

*[七つの習慣]親心とか老婆心とか。
自分は「法に触れること以外」は本人の自由だと思っているので、特に若者に説教したりするのは厳に慎んでいる。
それこそ老婆心を出してアドバイスしてみても、本当にその通りになって「当人が納得できる心境」になるかどうかは保証の限りではなく、むしろそうなるはずだという「アドバイスが余計」な場合も多い。
例えば「その失敗こそ」が本人を育てるというのは実によくある話だ。
親とか先輩の立場としては「いやいや、違うぞ」と一言言いたくなるがまさに老婆心と言うほかない。
ということで時を無駄に過ごすのもゲームをするのもパチンコをするのも、後から本人がそのことに納得を見出せば良い話であり、端から見てやいやい言うのは実は大人の「自分本位の行動」なのではないかと思っている。
 それでいて傍でダラダラされていると、非常に気になってハラハラするものだが、若者は時間を無限に持っている気分だし、こちらはあまり時間がないことを体感しているという絶対的な立場の差によるものだから、言葉は説明しても伝わりにくい。
 
大人と若者のコミニケーションが簡単ではないのはただただ、お互いの"立場の違い"だけで、それに気づくと案外折り合いがつくのではないだろうか。