藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

頂点と底(1)

*[ウェブ進化論]マイナスはそのままではない。

よく不動産投資などでは「ゼロからの出発」ではなく「マイナスからの出発」という表現が使われる。

つまりなんだか難のある物件を購入してしまい、買った時点で既に何割か損をしているような状態のことを言う。

さらにはとんでもない危ない物件をつかんでしまった時とか。

 

ところで不動産投資だけでなく、生きていると「あぁ相当なマイナスになってしまったな」と思うことがある。

自分にはとても多かった。

そして今もそんな感じだ。(汗)

 

普通に順調にやれている風な周囲を見ていると、何か自分の立場が途端に弱々しく、不安な気持ちになる。

ところがだ。

それでもう少し時間をおいて考えてみると景色はずい分と変わるものだ。

案外、その落ち込んだ状況は次への契機になったり、またそれがきっかけで反作用が働いて、明るい先が開けてきたりしていることに気づく。

 

悩んで耐えて、葛藤していた先は案外明るい。

落ち込んだ時こそ「ひょっとしてこれって何かの吉兆じゃないのか?」と、ある意味無責任に思ってみるこは決して悪くないと思う。

 

そしてそして、良いことがあって有頂天の時にこそ「ちょっと浮かれすぎてやしないか?」とどこかでバランスを取っておいた方がいいと思う。

 

自分の経験上だが、慢心は必ずその後の失敗につながるものだ。