藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

奇跡の今

*[ウェブ進化論]繋がりの前で。

先日、生命科学の先生が「受精して(つまり精子卵子がすごい確率で出会ってうんぬん)それが細胞分裂して着床して…やがて産まれてくること」がどれほどの奇跡的な出来事なのか、ということを淡々と説明していた。

その確率は生まれた時点でなんと三億分の一なのだという。

また「一億円の宝くじに100万回連続で当たるほどのこと」ともおっしゃっていた。

そういう生命の神秘はともかく。

 

こと生まれてからでも、どこの国でとか、育つ環境とか、家族とか友人とか、勉強とか仕事とか出会いとかなんとか…

自分が、今立っているところから「後ろ」を眺めてみると空恐ろしい偶然の積み重ねだということが意識できる。

 

そういうことを「自然界のたまたまのことさ」と片付けてしまうこともできるけれど、そういう必然があったのかもしれない、と考えると「これからの目線が変わる」のではないかと思った。

命の輪廻があるかどうかは分からないが、「生まれてからこれまでの自分」とこれからの自分は間違いなく繋がっている。

そして過去は変えようがないが、これからをどうつないでいくかというのは全く自分次第である。

 

十歳、二十歳でも四十歳でも還暦でも事情は変わらない。

最前線に立っている自分は、これからをどうつないでいくのだろうか。