藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

発想の死角

*[ウェブ進化論]アイデアは疑え。

今までの経験上、大体世の中が「その話題一色」になっていたら、すでにその話題はもう頂点を超えて終わり始めていると思った方が良さそうだ。

AIしかり、高齢化や少子化問題しかり。

 

で何がいいたいのかというと、特に「新しいことを始めようとする時」には、そうした流行に触発されることが多いから注意すべし、ということである。

「これからはスマホの時代」と少人数の人がささやき始めたころ、まだ本気で参入している人は少なく、みな様子見だった。

それが本当に「あらゆるサービスはスマホ経由が必須だ」ということが常識になり、そこから戦国時代が始まって今に至っていることは記憶に新しい。

 

なので「これはいい」とか「このアイデアはいける」と思ったらその時点で"なんでお前はそんなことを思いついたのか?"ということを改めて自問したいと思う。

往々にして思いついたことに興奮して「おいおい、それはお前以外に多くの人が考えているよ」ということを見過ごしてしまうものだ。

 

そしてさらに、仮にそれが新しくてナイスな思いつきだったとしても「時代に会うかどうか」というシビアな問題がある。

周囲を見渡してみても、インターネットの普及が不十分だったために芽が出なかったサービスやデバイスなど、死屍累々である。

 

自分が亡骸にならないように注意せねばならない。