藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

政治の山本益博を。

正に、今のように政治の動く、そんなさ中のこと。
与党は与党で内部に亀裂を生み、また野党は合従連衡するパーティと、反駁する派閥に分かれる。
今は正に「政党というパーティの方向性の一致」、と「個々人の政策観、政治的価値観の指向性」について再度「政党再編」をしたほうがいいように思える。
もうグダグダである。
有権者が「対象を見分けられない状態」での選挙ほど不毛なものはないだろう。

もう、与党をひたすら攻撃する、というスタイルも流行りではないし、
また「多数派工作」でマイノリティを押し切ることもやりにくい。
そんな意味では、web2.0のあおりを受け、ついに政治の世界も「大衆の声」が直接届く時代の到来ということかもしれないと思う。

もう。
消費税にせよ、子供手当にせよ、所得税や資産課税にせよ。
関税にせよ、つまりTPPにせよ、法人税にせよ。
「基準と方針」を整理しないことには、国民はそりゃあれこれ言う。
そして、それを「衆愚と言うなかれ」と思う。

もう一度、「これからの日本についての見通しと方針」について真摯に語る政治家と、参謀が必要だと思う。
食通の山本益博氏ではないが、「言うべきは言う」ということである。

「国家が破たんしてから考える」というのは、これまでの20世紀型の資本主義国のモデルだったが、その先を行くのだ。
つまり「破たん」はしていないけれど、日本としては「このような計画で生きてゆく」という高齢型のモデルを今こそ示さねばならない。

そして、その慎みと、謙虚な(だろう)方針こそが、これからの成熟国のロールモデルになるのではないだろうか。

野党「密室談合」と一斉反発 早期の衆院解散を要求
民主、自民、公明3党の修正合意で消費増税関連法案が衆院を通過したことに、蚊帳の外に置かれた形のほかの野党は「密室談合」と一斉に反発した。

共産党志位和夫委員長は「議会制民主主義を蹂躙(じゅうりん)するものだ。3党は国民から孤立しつつある」と批判。社民党福島瑞穂党首は「憲政史上の汚点だ。恥を知れ」と手厳しい。

修正された法案に充てられた衆院特別委員会の審議時間は、3日間で計13時間にとどまった。採決に突き進んだ3党に、みんなの党渡辺喜美代表は「民自公の談合体制は、大政翼賛会の時代よりも議席占有率が高い」と警鐘を鳴らした。

民主党の造反者との連携には、渡辺氏は「増税に反対というだけで一緒にやることにはならない」と慎重な考え。一方、福島氏は「消費増税に反対の人たちと大いに連携していこうと思う」と明言した。先に民主党から分かれた新党きづな内山晃代表も「全力で協力していきたい」と語った。

法案に賛成した自民党も、民主党の対応には不満が募る。石原伸晃幹事長は「民主党のガバナンス(統治)はどうなっているのか」と憤り、小泉進次郎青年局長は「首相はやらないと言ったことに突っ込んだ。信を問わなければ」と早期の衆院解散を求めた。

自公両党を除く野党で唯一賛成に回ったたちあがれ日本園田博之幹事長は、大量の造反者が出たことに「与党としてあるまじき姿」と切り捨てた。