藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

自脳

*[次の世代に]*[糖質]中毒に向かう。

昨年発見した驚きの一つに「脳への問いかけ」というのがある。

少し面白いので紹介させていただきます。

医師に注意されてから、もう15年ほども「低糖質」な食事生活を送っているが、思えばいくつかの波があった。

人との食事など何かのタイミングで「たまたま糖分を摂る」ことがあると、それをきっかけに結構「糖質飢餓」が訪れるのである。

だからといって、いきなり麺類や穀物を食べまくる、というようなことではないが、夜になるとほんの少しの当分を求めて、餅菓子などを食べたりするのが続く。

そしてそれでいて「頭が満足」するわけではない。

まあ薬物中毒みたいなものだと思う。

(本物の薬物から抜け出すのは一体どれほど大変なことだろうか)

それはともかく。

 

昨年もそんな状態が何度かあり、その度に「今日の夜食はどれほどの低糖質で乗り切れるか」ということを考えていた。

そのために自宅には「低糖質カレー」とか「ブランパン」とか「低糖質ピザ」などが並んでいたのである。

もう「夜食前提」で生活が編まれていた感じだ。

そして11月のある日、ふと「お前は本当に今糖分を摂りたいのか?」と自分に問うたのだ。

そして返答はなかった。

ひょっとしたら出口治明さんの『哲学と宗教全史』を読んだ影響だったかもしれない。

コギト・エルゴ・スム(「我思う、ゆえに我ありデカルト)の話が面白かったので印象に残っていたのだろうか。

ともかく「お前は、どう、思うのだ?」と改めて問うてみると、案外「ただ思い込んでおりました」ということになったのである。

 

かくて今は帰宅してから固形物を一切口にせずに済んでいる。

脳というものは、案外「正面からの問いかけ」には弱いものなのではないだろうか。

さて次はいよいよ「酒」にチャレンジしようかと思っている。