藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

仕事感

オフィス・リソース・マネジメント

コクピットリソース・マネジメントというのがある。 発祥はNASAのワークショップらしい。 飛行機内での異常対処シュミレートの訓練プログラムだ。 Crew resource management - Wikipedia よく企業の管理職研修などで用いられる。 これに対し、オフィス・リソ…

やる気の理由

昨日まで「自分の予定に自分でアポを入れる」という話題でクダクダ書いて、 いろいろご批判を受けているのだが、もう少し。(粘) 「明日の予定をしっかり立てる」などというのは当たり前のことだ。 小学校でも「時間割」があるし、社会人になっても予定はみな…

同じようで、全然違う

「時間の使い方」についてのエントリで、先日コメントをもらった 「自分にアポを入れること」。 自分は「だらだらしない」という風に(ま逆に)考えていたので、目からウロコだった。 「だらだらをなくす」のと「自分にアポを入れる」のでは恐らく倍くらい効率…

週末にて

先週は昔からの友人に会ったり、週末には仕事の問題もいくつか。 結構いろいろとあった。 毎週土日、いろんな思いが頭を駆け巡る。 あのプロジェクト、何とか軌道に乗るだろうか。 ひょっとしたら全部オシャカになるかもしれない。 彼は挫折から立ち直れるだ…

自分にしかできないこと(仕事)

ピーターの法則、というのがある。 Wikiだとこんな感じ。 能力主義の階層社会に於いて、人間は能力の極限まで出世する。 すると有能な平社員も無能な中間管理職になる。(後略) ようするに、出世する社員は「管理職、となって無能化」し、 出世しない社員はそ…

専門用語の増えるとき

ノートの話などして、ふと気付く。 ノートを作っていたのは、社会人になって最初の4-5年と、最近の6年。 間の10年間がぽっかり空いている。 何をしてたか。 まあ何もしてなかった、ということだ。 ・社会人なりたて-5年くらいまで CPU HD LAN メモリ ページ…

ノートを作ろう2

ノートの種類 社会人になって作ったノートは22冊。 今のところはコクヨのBシリーズ、6ミリ罫線。 (現場にいなかった時は使ってなかったので)半年に一冊のペース。 お気に入りの使い方 まず。 ・左の「見出し欄」は、日付け、顧客名または議題、参加メンバ、…

ノートを作ろう。

「これから社会人になるのですが、 何かやっておいた方がいいこと、ありますか?」 と質問が。 そりゃいろいろあるがなぁ、と考え。 仕事時の荷物 長かった学生時代を終え(汗)、社会人になった直後から荷物が増える。 ◇1988年〜通勤時のアタッシェケースは …

できるヤツらの会議。

よくない会議の話をしたので、お手本の紹介。 十数年前のある日、参加した外資メーカの会議のようすだ。 スタート、ダッシュ。 「新規投資案件の検討会議のお知らせ」というe-mailと共に ・ アジェンダ(議題)が事前に回り、 ・ 参加メンバの大筋の意見と根拠…

就職シリーズ。

以前、よく大学の就職ガイダンスで講演していた内容。 かなり好評だったのだが、そのうち学生課の人から「形だけマネる人が続出するので、やめてください」と。 題して、「究極の内定術」。 なんと浅はかなネーミングか。(苦) 就職活動する学生さんがあまり…

職場の空気

先日ある会社のオフィスを見学させていただく。 各フロアを回る。 はて、何か様子がちがう… よくない場所 何だかザワついている。 空席が目立つ。 椅子だしっぱなし、ファイル開きっぱなし、PCも着けっぱなし。 空席でブルブル震えるIP携帯電話。 放置。 郵…

脳幹にすりこんでいること。

社会人になって二年目のこと。 後輩ができたとき。 出典が不明だが、「リーダーの条件とは何か」という著作にめぐり合い。 極めて、簡潔。 リーダーの条件は二つだけ。 明るいことと、公平なことである。 というもの。 翌年に独立して以来、これだけは常に、…

生保の本懐。

産経ニュース 生保の不払い、359億38社で44万件と。 3大疾病特約や通院特約などで、本来は支払われる可能性があるのに請求がなかったとして支払われなかったり、事務作業のミスによる不払いなどが多発していることが判明。 自分も保険金をもらうときの担当…

困った就職相談。

ニ三日前、就職と転職についてエントリしたら、質問が。 上場しそうな会社に入るにはどうしたらいいですか? ベンチャー志向かと思い「なぜ?」と聞く。なんと そこで持ち株もらって小金を稼ぐ。 のが目的らしい。 どうやら、「自分でベンチャーの一角を担う…

私の原点-番外

質問の中身は、 ・ どんな観点で仕事選んだらいいのか? という本質的なものと ・ どうやったら内定取れるか? という即物的なものに大別される。 そう言えばこれまで何度か、大学やら専門学校から依頼があって就職説明会などで「就職のコツ」とか話していたな…

起業の理由。

先日、20代の青年と話す折、将来について相談を受ける。 「起業したいんです」 「何の仕事で?」 「まだ、分かりません」 「ほ?」 また、ある日大学の後輩と話す。 「いつか、社長になりたい」 「業種は?」 「特に決めてません」と。 「ふむぅ…」 [失敗の共有…

価値観と「好きを貫くこと」

閑話休題。 ここのところ、自分の「価値観の具体化」が興味の的になっている。 「7つの習慣の手帳」が引き金になったのだが、 ちょうど梅田さんのブログでは、 「大企業志向とベンチャー志向」についてや http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20070403 その元…

未来の自分は

世の中の将来予測、などと思ったが、むしろ。 来月の自分。 来年の自分。 3年後の自分。 10年後の自分。 20年後の自分。 30年後の自分。 まあ、いたら50年後の自分。 はどうなってんだ、と。 世間を定点観測すんじゃなく、オノレをせんかい!(慌) ハタと。 「…

会社と社員。

はてな、近藤社長のごく短いエントリ。会社と個人 - jkondoのはてなブログ ■会社と個人 11:18 会社に搾取されずにいかに会社を搾取するかというノウハウに磨きをかけている時間は全く無意味だと思う。 とまあこれだけ。 会社からちまちま小銭を取る方法なん…

心構え。

昨日に続き、藤原先生の講演より。 勇断なき人は事を為すを能わず。島津斉彬 勇断と無謀の差は何か。成功と失敗は、結果の見方に過ぎない。 司馬遼太郎も同様の話をしていた。 「歴史は語らねば、存在しない。意思をもって語るのが歴史家である。」と。 勇断…

梅田節、炸裂す。

久しぶりにブログで梅田さんの発言。かなり熱い。 http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20070317/p1 将棋観戦の話も面白いけれど、この手のものが何たって一番心に響く。 話の中身そのものにも沁み入るものがあるが、「こういうことを話している梅田さん」を…

変わる弁護士事情、訪れるチャンス。

弁護士制度(司法試験制度)が始まって以来の出来事だ。 これまで1000人以下で推移してきた弁護士が、07年は2200人と倍以上に。 再来年には、3000人時代、到来となる。 業界の構造が変わる。 日弁連は、会員(既存の弁護士)や、官公庁、企業に「採用拡大」を呼…

脱出力。

プロは「その道の基礎トレ」に3-4万時間費やした人達だ。 (先日のエントリ「プロのすごさ」)http://d.hatena.ne.jp/why-newton/20070305 そして、皆その後の「維持トレ」にも余念がない。 日常の姿は自ずから大体決まってくる。 現役でいる間は、1日4-8時間…

プロ中のプロ。

そして最近思うのです。 司馬さんの講演を拝聴し。 羽生さんの著書を読み。 吉本氏の読書法を知り。 カツァリスのリストやバレンボイムのベートーベンを聴き。 ・ ・ ・ ・ つくづく、彼らは「自分の領域を持つプロ」だな、と。 改めて。 むむぅ、こちらには…

ホワイトカラーエグゼンプション。

表題について、どう思うか?と聞かれることが多いので、自分なりにまとめたい。 □ 出現の理由は? ・非正規雇用者が1/3を超えた。 ・サービス業人口が7割を超えた。 ・米からの外圧。 などが発端のようだ。 主旨は、 ・ホワイトカラーは労働時間の長さと成果が…

中国から見た日本観

中国に進出した「日系企業の悲喜こもごも」にまつわる話は多いが、中国から見た日本の姿、特に「日本の内部」についての話はあまり聞かない。 中国の友人と親しくなると、「日本は高度な共産主義システムですね。」などというけれど。(苦笑) 宋さん(ソフトブ…

採用に思う。

昨年末から、e-マネジメント社では、定期的に無料採用セミナーを開催している。 中小企業の採用には、「自社の魅力を伝える」しかないのだが、 内容がシンプルなため、思いのほか好評。 http://www.emanagement.co.jp/seminar/seminar.html(お知らせ) ありが…

はてな、の社内。

会社の中村さんから、はてなの紹介記事をもらった。 シンプルであまりに面白いので、紹介する。 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0507/04/news036.html のっけからケッサク。 「合宿いけへん?」――はてなの近藤淳也社長がそう切り出すと、社員の大反…

私の原点30(最終回)−タイムマシンに乗ろう。

「私の原点」もようやく終わり。 起業してから、過去の自分の概略をまとめたが、こんなにかかるとは思わず。(たかだか30回だが) 何か、心が軽くなったよう。 最後は、会社の新人さんには必ずする話。 あなたの「社会人性格」 社会人になってから、 3日 3ヶ月…

昨日の続き。

§年頭所感 1. ブログを通じ「自分と向き合う」 2. ブログの中で「知を育てる」 3. ブログから思いを発信。「外へ伝える」 平成19年1月 好日