藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

分相応

*[次の世代に]コスパのボーダーライン。

社会人になってから、仲間たちと居酒屋で「食費にいくらまでなら出すか」を論争したことがある。(アホ)

何でそんなことを書いているかというと、先日居酒屋の隣の席で医師と思しき三人組が「腕時計にいくらまでなら使うか」を真剣に討論していたからだ。

デジタル時計派と機械式の超高級腕時計派に分かれて、「オレは120万」「オレは180万」「それは値下がりが問題だ」「オレには理解できん」と微笑ましい話題だった。

それはともかく。

 

先日初めてのバルに偶然入り、たまたまあった(その店には不似合いな価格の)和牛ステーキ(220g)を注文した。

お酒を三杯飲んでジャスト一万円。

でこれにかなり満足した自分がいた。

これまでジャンクフードから高級店までいろいろ食べ歩いてきたが、「自分のコスパの頂点はこの辺りにあるのではないか」と思ったのだ。

 

そう言えばB級グルメを自認する先輩が「一万円以下でいかにうまい物を探すか」と広言していたのを思い出す。

三万円のフグは三千円のフグの十倍美味しいわけではない。

コストパフォーマンスは価格が上がるほど鈍ってしまう。

 

安いお店で「ちょっと高級なメニューをいただく」あたりが自分の感性に合っているらしいことを、また発見してしまった。