藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

棲息地

*[七つの習慣]集う変態。

《「変態性欲」の略》性的倒錯があって、性行動が普通とは変わっている状態。また、そのような傾向をもつ人。

 よく行く店が、気づいてみると「オール手作りの店」ばかりになっている。

オール手作りというのは、とれた食材(天然ものがほとんど)以外は、醤油と塩と酢と味噌と砂糖以外は一切出来合いの製品を使わない人たちのことだ。

ポン酢であれソースであれ、パンであれ揚げ物の皮であれ、どんな材料も自分で作る人たちである。

そしてこちらから揚げ物を、とか煮物を、とか焼き魚をなどというと、たちまちのように材料を重ね合わせて供してくれる。

その調理の様子は間近で見ているのだが、出された料理を見てみるとまるで魔法のようにすら感じる。

それでいて驚くような値段は取らないのも特徴だ。

自分にとっては彼らは魔法使いである。

そして彼らは互いのことを「あの人は変態です」とよく言い合う。
(自身のことはそう言わない)

で、変態同士はお互いをかなり尊敬し、互いにお店を訪問して、料理談義などをしている。

そしてそんな「変態情報」は人づてに伝わり、そんな仲間の輪が少しずつ広がっているという。

 

そんな変態好きの自分は、やはり変態かもしれない。