藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ウェブ進化論

相談のインフラに。

自動運転や仮想通貨がどれほど必要かはまだ実感がないけれど、 「相談」はネットで最も進化する部分に違いない。自分は今、介護の相談の仕事をしているが、思えば他にも相談事はたくさんある。 家族のこと、 就職や仕事のこと、 友人や異性のこと、 結婚、 …

捨て身の原理。

皆が「狂気でしかない」と引いていた企業が、その狂気を貫いた結果市場を制覇する、という図式は昔からあった。 その度にその経営者は賞賛されたり、疑問視されたりしてきたと思う。 それはともかく。 つくづく「再び一文無しになるかもしれない」と思いなが…

成功者の傍で。

amazonがまだサービス当初で。 なんだか本屋だか雑貨屋なのかよく分からない時期。 世界最大の倉庫を作る、とか 何年も大赤字である、とか 実はクラウド提供企業らしい、とか。 まったく同じ世代で、真横で同社の様子を見ていても分からなかった。 Googleと…

国として、全体として考えること。

ナショナル・セキュリティってかくも深いものなのか、と思わさせた記事。 GIGAZINEより。 スマホ向け半導体大手のクァルコムの買収がなぜ大統領に阻止されたのか。 多分大統領はそこまでIT業界をご存知ないと思うので、優秀な側近たちの示唆だったのでしょう…

あらためてこの先を想う。

それにしても、無人の車が玄関先に止まり、自動でフタが開いて「ご乗車有難うございます」。 あるいは高層マンションのバルコニーにやってくるドローンタクシーかもしれない。そんな時代は10年前には「当面こない」と言われていた。 まことしやかに。 けれど…

緻密に裏打ちされてこそ。

せい‐じ〔‐ヂ〕【政治】 1 主権者が、領土・人民を治めること。まつりごと。 2 ある社会の対立や利害を調整して社会全体を統合するとともに、社会の意思決定を行い、これを実現する作用。 この「2」の意味で理解するなら、十分にコンピューターにも可能性…

本当に信頼できる通貨へ。

どうも現金が実用上なくなりそうだ、というようなことは何度か書いてきた。 エストニアでは物乞いの人が「このQRコードでお金を」とスマホを差し出しているという。まあ現金がお札でなく「デジタル残高」になるだけなら、ただ便利になるだけで問題はない。 …

すぐに使えるAI。

ビジネスの現場の生産性改善の方法にベンチマークというのがある。 30年くらい前に出てきて、今でも営業とかホワイトカラーの生産性向上の基本だ。 内容はいたってシンプルで「できる人の型」を見つけ、それに近づくようにシステムを使って管理していく。 こ…

誰かが見ている

もう間も無く地球上のすべての人間は「個別に特定」されそうだ。 権力の脅威についての議論はあるだろうが、圧倒的に便利ですから。便利の極みを考えてみれば、完全にキャッシュレス。 チケットとか切符とか、旅行とか入管とか、ポイントとかおよそ「自分の…

子供のようなAI。

早晩、AIの性能は「対人間にどれほど迫るのか?というところに焦点が当たりそうだ。 「深層学習した人工知能が、なぜ、そのようなアウトプットを行うのかは説明ができないという。 つまり人間にはできない数の経験によって研ぎ澄まさた鋭い「勘」のようなもの…

巨大化のわけ。

今更ですが、AGFA(Apple, Google, Facebook, AmazonあとAlibabaもあるらしい)の中で最後まで生き残るのはやっぱりamazonでしょうか。 これまで、海外での販売は企業にとって大きな負担とリスクが伴った。 外国で倉庫を契約し、物流業者を動かし、決済や顧…

いよいよ人とは。

AIの未来について、汎用AIと言われる「どこにでも適用できる人間のようなAI」はまだできていないらしい。 けど多分「それ」はできて行くと思う。 どんな分野でも「勘」とか「センス」というものが因数分解され、「この幾つかの選択方法ですね」と分かってし…

小さいからできること。

銀行が危ないというのは最近頻繁に見かける報道だが、どうも一桁くらい「危機意識」はずれているのではないだろうか。 記事では「通帳前提を見直す」という話だが、そんな場合ではないだろう。銀行の経営者などは優秀な人が多いから、「そんなことは分かって…

正確な政策に。

日経より。 どうも人工知能の報道に触発されて「自分しかできないこと」ばかりが気になるようになってきた。 で最近思うのが人工知能は「政治や政策決定」にダントツに強みを発揮するのではないかと思うのだ。 (前略) また「課題を発見」する能力も現在のコ…

まだまだ進む中抜き。

Netflixが9000億円かけて200ヶ国にドラマを配信している、とか airbnbが191ヶ国で累計ユーザーが2億人を突破したとか、 米国企業のスピードと破壊力を見ているとポカーンとしてしまうけれど。それでもまだ破壊と創造は終わっていないらしい。 これからが一番…

デジタル・プラットフォームと私たち。

「プラットフォーム」という概念が、特にウェブが普及してから言われだしたのは、まだここ十年くらいのことだ。 もともとは「土台」という意味らしい。 そして「プラットフォームの取り合い」が始まった。 ネットスケープとかniftyとか、消えた存在も数多い…

「仲介」の消滅。

実際、ビットコインで実証されたブロックチェーン技術は、Ethereum(イーサリアム)やRootstock(ルートストック)など、仮想通貨の枠を超えて幅広い領域で活用可能な、新たなプラットフォームを生んでいる。 これらのプラットフォームは、仲介者の介在なし…

連続性の証明書。

最新のテクノロジーについての面白い記事。 新しい技術はこうして報道されながら、次第にわかりやすく説明されてゆく。 これまでもそういうプロセスは同様だと思う。第一は「連続性」。 第1は、インターネットのような仮想世界に現実世界と同様の「連続性」…

常に追いかける宿命。

85歳になる父親が、iPadを使いつつ「ホワイ?ジャパニーズピープル?」と叫ぶ芸人ばりに「なんやこれ?!!」「なんのことや?!」と叫んでいるのももはや微笑ましい光景になった。「apple-idを入力してください」「すぐ再起動しますか? それとも自動で再起動します…

例外も予想できれば。

AIブームに乗って自分のことなどを考えてみる。 セールスフォースなどに代表されて「営業」という最もIT化しにくい分野もだいぶ攻略されつつある。 大型案件の営業の全てを機械がこなす、というのはもう少し時間がかかると思うけれど、 小売とか、決済とかで…

専門家の行方。

aeraの現役銀行員の対談記事より。自分は(AIというまでもない)「最後の聖域のIT化」で最も荒波にさらされるのは「お役所と金融」だと思っている。自分のいるITとか法律とかも安穏とはしていられないが、いわゆる製造・サービス業界がそれこそ「必死こいて」…

AIコーチ。

これまでは「さほど関係ないかもね」と思われていた出来事が、どんどん分析されて「因果関係アリ」となったら大変だ。 多分「仕事ができる」とか「出世する」とか「稼ぐ」とか。 友人の数とか、笑顔が多いとか。 その人が感じる幸福度、なんかも分析できてく…

どんどん自分が知らない自分が。

自動運転も日に日に進化しているらしいが、ビッグデータというのは結構シビアな現実を自分たちに突きつけてくるようだ。 血糖値などをきめ細かく保険金に反映させるなど新たな保険の姿を追求する。 飲酒に喫煙、運動や睡眠とか。 ある程度「自己責任&自己選…

十年後の自分と人工知能の関係。

昨年はまるで「黒船だ」と言わんばかりにAIの報道が目立った。 それだけ技術が様々な分野で活用されているということだと思う。 AIに大きくの仕事が奪われるというが、そういうのは悲観的なやっかみというものだろう。 自分にしかできないとか、まあ自分だか…

すぐそこにある。

3日で自己対局が490万回。 限定的なエリアとはいえ、集中的に計算する。 これに対し、(アルファ碁)ゼロはいきなり自己対局を始める。 最初のころはめちゃくちゃな手を打ち合っていたが、よい手を模索しながら急激に上達。 石を囲い込む領土などの概念を獲得…

仮想敵をつくらずに。

ネットが相当の存在感を占める現代に、「人とコンピュータの役割」が議論されている。 昨今のAI論などを見ると、明らかに混乱しているとも思う。 「AIが人の仕事を奪う」とか「AIが意思決定を支配する」というのはあまりに利己的な論争だろう。 建設的でない…

ヒト業務、最終段階。

定型業務をソフトが繰り返し行うのがRPAと呼ばれるソフトで、それが「何百人単位の人の業務」を自動化し始めたという。 何を今さら、と思っていた。 ずっとソフト開発は「そんなこと」だったはずである。どうもすっきりしない。 原点回帰。 こういう時は原点…

今なぜRPAなのか。

パソコンを使った定型的な繰り返し作業を担うのが「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」と呼ばれるソフト。 米オートメーションエニウェアや英ユーアイパスなど欧米企業が先行し、2年ほど前から日本企業で利用が広がり始めた。 オフィス…

ビジネス界からお手本を。

すでにマイクロソフトは"オフィス"をアイルランドやプエルトリコから販売しているという。 ユーザーであるこちらにしても「どこからの販売か」ということには全然意味を感じない。「国家は税収がないと運営できない」し、今の時代、「企業はより税率の低い仕…

コンビニエント。

ネットの世界はある意味「回線業者とプロバイダ」しかないので、「匿名性」というのは実は保てない。 (自分もプロバイダになるという手はあるが) 「見当たり捜査員」という「雑踏の仲から自分の記憶だけで指名手配犯を探す」という職人技があるらしい。 すご…