藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

知識の本質(2)

*[ウェブ進化論]知識は共振する。 一般に数学は「解法の暗記から始まる」と言われている。 それを知らずに自分は「解答の丸暗記」をしようてしていたようだ。 こうした「歴史の縦横」を説明する教科書がどうして今までなかったのだろうかと不思議にすら思う…

知識の本質(1)

*[ウェブ進化論]知識が興味に。 ちょうど一年前くらいにこの二冊のことをレビューしたのだけれど、あれから何度か読み返して、改めて「知識とは何か」ということを考えている。 ネットでサクサク調べて説明を見て終わり、ということを自分たちは頻繁にするけ…

修行の理屈

*[ウェブ進化論]自分を晒す覚悟。 よく成功した人たちの伝書に「迷ったら苦しい方に行け」というのがある。 宮本武蔵の五輪書から現代のビジネス本にもそうした提言は多い。 けれど普通はそんな選択はしにくいものだ。 自分たちはそもそも「やすきに流れる」…

経験と精神

*[ウェブ進化論]鍛錬はやりよう。 最近「場数を踏むことと、メンタルを上げて過ごすこと」について書いている。 自分も今思えば思うほどこれができていなかった。 それをこの年にして気づく(苦笑)。 プレゼンでも、プロポーズでも、演奏会でも上演会でもスポ…

場数にメンタル

*[ウェブ進化論]日常すら本番。 昨日「本番の場数」こそが上達の秘訣、と書いた。 ところで先日、有名音大出身のあるトップ女優さんに会う機会があり「普段のスナップ写真でもポーズが綺麗ですね」と話かけたところ、 「毎日、普段も演技とか撮影のつもりで…

場数の意味

*[ウェブ進化論]本番の数。 宮本武蔵は生涯で60回の果たし合いをしたという。 これ本番稽古ではなく、まあ命の取り合いだから冗談ではない。 アントニオ猪木どころの話ではないのだ。 それで無敗だというから驚くしかないが、それはともかく。 先日有名な舞…

人生で一言二言

*[ウェブ進化論]一生を費やすもの。 先日ある有名メーカーの元社長さんと面会する機会があった。 冒頭のあいさつで「私の仕事人生は映像技術とともにあった。それ以外では家内と出会えたことに感謝しています」と。 何かとてもカッコ良かった。 老境に入って…

終わり思考実践

*[7つの習慣]なんとなくにしないために。 これまで何度か書いている「反射的に考える」シリーズの応用編。 思考のショートカット。 朝起きたら、まず「今日の終わり」を考える。 つまり目が覚めた寝床の中で、今日夜再びここに横たわる時のことを考えるのだ…

リセットの時代

*[ウェブ進化論]ゼロから考える。 子供のころは毎日が「新しい経験」ばかりだった。 それまでの蓄積は何もないから当然だ。 そして自分たちはどんどん経験を積み、社会人になると「いっぱしの経験者」になってゆく。 それから家庭を持ったり、部下を持ったり…

主従逆転

*[次の世代に]自由が主役。 一日中の「タスク」を分けて見てみる。 風呂とか筋トレとかストレッチなど、予めのルーティーンは「強制タスク」とする。 そしてそれ以外のタスク、例えば「さらに運動しよう」とか「予定にはなかったけれどもっと歩こうか」とい…

真贋はいかに

*[ウェブ進化論]見極めの練習。 チャンスはどこにでも存在する、という。 「けれどそれをつかむ人と見過ごす人がいる」というのもずっと言われてきた話だ。 チャンスというのは、実は一見"チャンスの姿"ではなく、しばしば「リスク」の姿をしていることもあ…

常識を打ち破るということ

*[ウェブ進化論]座して待つことはない。 サラリーマンは二度死ぬと言われているらしい。 役職定年と定年の二回死ぬと。 で本当の寿命を入れると三度死ぬことになる。 007でもあるまいに。 これを聞いて「さあ自分もサラリーマンになろう」という若者はどれだ…

数十年かけて

*[ウェブ進化論]比較のない時代へ。 昭和の価値観のことを何度も書いているけれど、つまりは「正解があった時代」とか「他人と比べる時代」だったのだろう。 (正解と言われる)目標が大体いくつか決まっていて、それに向かって「一斉にスタート」だとすると、…

己を知る(3)

*[ウェブ進化論]すべて今からの選択。 最近「どんなことも、所詮これからの話である」ということを書いている。 これ、自分で毎日そう思うことが多い。 「今日以降の自分は自分で作る」という当たり前のことが、自分たちはしばしば見えなくなるからだ。 なん…

己を知る(2)

*[ウェブ進化論]手遅れは実は手遅れではないこと。 「もはや手遅れ」というのは、普通もうそこで詰んだ状態のことをいう(若者が詰んだ、というのは日常会話になっているらしい)。 ところが現実には、それこそ命がなくなること以外は「案外手遅れでは無い」こ…

己を知る(1)

*[ウェブ進化論]予兆の記録を。 「健康な時に健康の有難みは分からない」という普遍の法則があるけれど、この法則は実はあらゆる日常に当てはまる。 物事が順調な時には「その先のいいこと」は考えられても、何かのエラーが起きた時にはそれが「なんて突発的…

日常の変数

*[7つの習慣]ルーティーンも変え方次第。 夜寝る時間とか、起床時間とか。 ストレッチとか入浴とか。 筋トレとかウォーキングとか。 そうしルーティーンは、定着すればするほどあまり疑わないものだ。 そんな基本行動だからこそ「本当にそれでいいのか」を定…

デジタルの誤謬

*[ウェブ進化論]メディアの終焉。 とはいっても新聞や週刊誌の紙メディアがどう、という話ではまるでない。 20年前に買ったテレビが壊れた。 すでに、もう自然災害があった時の年に3回くらいしか見なかったのだが、果たして新しいテレビは今の自分には必要な…

計画の本質(4)

*[ウェブ進化論]基本動作を。 最近何回か「目標と計画の話」を書いているが、つくづく原点回帰の重要性のことを思う。(習い事のお師匠さんは、いつも「基本に帰れ」というのとどこか同じだ) ビジネスにせよ、プライベートにせよ自分たちは何か目標を思う。 …

計画の本質(3)

*[ウェブ進化論]自分で作るこれから。 事業計画にしても、ましてや自分の「人生の計画」についてはあまり作っている人も見たことがない。 (というか大経営者といわれる人のインタビューでも「これまでは行き当たりばったりでした」という人が多いのには驚く…

計画の本質(2)

*[ウェブ進化論]一番長い計画。 自分も人生も60年目を迎えることになり、確実なのは「体調の維持に必要な時間と手間」が右肩上がりに増えているということだ。 ストレッチや筋トレ、サプリメント摂取のルーティーンはこれから増えこそすれ、減ることはないだ…

計画の本質(1)

*[ウェブ進化論]シンプルに考えてみる。 著者の坂口さんは、建築家・画家・ミュージシャン・いのっちの電話を開設するマルチな人で著作も多数。 中学生のためのテストの段取り講座 作者:坂口恭平 晶文社 Amazon 本著は「テスト(受験)は段取りだけで攻略でき…

脳の使い方

*[ウェブ進化論]すべてに意味を。 もしリタイアして何かを学ぶとか、(ないけど)若返ってやり直すとかするのなら脳の研究が一番面白いのかなと思う。 まんがで鍛える 脳の強化書―――私、成長したいんです・・・(Business ComicSeries) 作者:加藤俊徳 あさ出版 …

出口治明の仕事(2)

*[ウェブ進化論]脳内を連携させる本。 偉そうなタイトルですみません。 あくまで読者目線ですのでお許しを。 一気読み世界史 加藤俊徳さんという脳内科医の話を以前聞いたことがありハッとしました。 脳は番地(部位)によって働きが異なっていて、暗記をつ…

出口治明の仕事(1)

*[ウェブ進化論]知識に価値をつける。 以前の哲学と宗教全史もまったくそうだったけれど、出口さんの著作の凄いところは、「知識が意味付けされていること」にあると思う。 一気読み世界史 作者:出口 治明 日経BP Amazon "知識と思考"を結びつけるような作品…

冷静なお知らせ

*[ウェブ進化論]自分にリマインド。 先日AIスピーカーにいきなり「あなたの予定をリマインドできますよ」と語りかけられて驚いた。 今日明日の予定はもちろん。 もっと大事なものがある。 "自分自身のリマインド"だ。 いま思えば小学校に行くくらいの頃から…

追っても届かず

*[ウェブ進化論]正解は成功の陰に。 大型書店に並ぶ書籍を見ていて不思議に思う。 成功者の自伝を読んで成功した、という話は聞かない。 そしてまたイノベーションの研究をしていてついにイノベーションを起こした、という人も聞かない。 なのにこれほど「成…

我が事として(2)

*[ウェブ進化論]イカれられるか。 昨日政府のSIP(科技大型政策)(←あまりに滑稽なのでちょっ覗いてみて欲しい)が思った成果を出せていない、という話を書いたけれど日経新聞などでは2018年から批判記事が掲載されていた。 つまり大方の人たちから「失敗するだ…

我が事として(2)

()*[ウェブ進化論]投資は自分次第。 2018年のことだからもう六年近く前のことになる。 安倍内閣が肝煎りで始めたSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)というのはどうなっているのだろうか。 ウェブサイトにはどんどん白書が上がっているようだが、どうも…