藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ブログ考

当然にして

思考のタネを保存したり、育んだり、がブログの長所なわけだが 「手軽さ」とのトレードオフも切実と。 本当に一つのテーマを深堀りしたい時には弱い。 よくブログを集めた本があるが、全体を通して「そのために書き下ろした本」に比べ、浅い。 どうしてもエ…

オフ会にて。

SNSなどもまじめにはしていないので、オフ会に参加した経験はあまりない。 先日、仕事関係でこれまでお互いコンタクトはない(がウェブ上では全員がお互いの存在をよく知っている)人たちが、一堂に会した。 ブラウザでしか見たことのない「知った顔」のオン・…

ブログと性格。

週末の定例ワーク。 たまったブログたちをザーーーッと一気読み。 エントリは一週間分で700くらいか。 これはこれで、なかなか面白い。 人別にザーッとみると、その人の「一週間の輪郭」が分かったりする。 時系列に見ると、「社会のトピックス」や「時代の…

便利の裏側で色褪せていたもの。

梅田さんのブログより。http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20070409棋士であり、将棋解説者の金子金五郎氏の執筆風景から (前略) そこでたった一人で、通信手段もないから誰かと相談したり、新しい情報を得たりすることなく、対象(金子の場合は対局の棋譜)…

これも定点観測。

堀江氏実刑、のニュース。 新聞、週刊誌系のメディアは、 「金銭至上主義が断罪さる」 「軽薄な若者の象徴が打たれる」 「みせしめに、実刑か」 「日興コーデと比較」 ・ ・ ・ ・ と相変わらず、にぎやか。 自分のお気に入りブロガー諸兄、も一斉にこの問題…

問うこと、と脳。

茂木健一郎さんのブログから一点。 茂木健一郎 クオリア日記: 聴くということの価値 「理科教育について」 問いを立てることと、欲望を持つことは同じことである。 なぜならば、どちらもその中を充足すべき空白をつくり出すから。 問題は、空白をつくり、そ…

定点観測はどうだろう。

IBMがトップから陥落。 そういえば、日興證券も消えつつある。 コンバックやHPが合併を繰り返したときも驚いたが、一時代の幕、と感慨。 が、いつもその場のニュースにばかり驚いているのも、なにか能がない。 少し長い目で「時代のうねり」みたいなものを観…

求む!一生シリーズ。

昨日、「日本酒愛飲会」なる怪しい団体が発足し、15人ほどでキックオフがあった。 自分はこの上部組織である「日本アルコール摂取会」の構成員なので、もちろん参加した。 この上には更に「日本飲酒クラブ」というのがあるらしいのだが、まだ自分には参加資…

ブログの指向−その一

有名なブログを書く人を「アルファブロガー」と称し、ここ数年、ランキングが発表されている。 アルファブロガー・アワード 2011 | Alpha Bloggers まだまだいいブログは一杯あるのだろうが、参考になる。 ここでは ・論壇系 ・アンテナ系 ・技術系 ・人気系…

―ご利用は計画的に

ブログと本と。 本屋にめっきり行かなくなった。 専らamazon.comの得意客だが、久しぶりに駅前の書店を覗く。 ブログ関連の本が多いのに驚く。 カリスマブロガーとか。 経沢(つねざわ)香保子さん、という人などの月に「600万ページビュー」のサイトがあるそ…

ブログ深化論5。

ブログは、web上で管理が可能なことや、アクセスの万能性、それゆえ「思索ツール」として有効。 また、図らずもこれまで「死に筋」だったこうした「知」が残ることで、「知の継承」が行われることも、重要。 web時代までにはなかったことだ。(その様子を「知…

消えた付箋。

今月10日までは、自分は住友3M社から、サンクスレターくらいは貰ってもいいくらいのpost-it(付箋)ユーザだった。 特にブログを始めて依頼、消費量はうなぎ上り。 近くの文具屋で五セット入りを数ダース単位で注文していた。 しかも自分が使うのは「ポインタ…

美しいロングテール。

私鉄各社が、乗客参加型のブログで話題に。 http://www.sankei.co.jp/seikatsu/trend/070112/trd070112000.htm 相鉄が運営する「相鉄スタイル」。http://sotetsu.net/ 名前はダサいがなかなか面白い。 キモは「タウンライター」と呼ばれる一般人。 地元の生…

昨日の続き。

§年頭所感 1. ブログを通じ「自分と向き合う」 2. ブログの中で「知を育てる」 3. ブログから思いを発信。「外へ伝える」 平成19年1月 好日

週末、小さな発見。

ブログにupする話題は、常々、何とはなしに「気になっていた」こと。 文字にすることで、関連する言葉を ・ 頭の中で拾い集め、また ・ webや本で調べ直しながら、 ・ 結局何が問題で、「自分は何を言いたいのか」 てな具合にまとめていく。 ブログと付き合…

思考の点と線。

ここ二ヶ月で、生活サイクルに少し変化が。ブログの影響だ。 それに先週、少し嬉しい発見もあった。(これはあとで) それまで「頭の中を漂う」キーワード(「興味のタネ」)。 いざ「ことばに表す」となると、途端に難しい。 「頭脳空間」では、いかに「考えに…

原理・原則の追求

梅田望夫さんの「ウェブ進化論」が、いまだに高い評価を維持している。 http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20061224/p1 維持、というより陳腐化していないので、常に新しい読者層に認知されているのだ。私も未だにパラパラ人に配っている。 検索キーワード…

ブログ深化論4、一応のまとめ。

ようやく自分にとり、将来の「ブログ・ビジョン」みたいなものに、腑に落ちた。 「知層」を織り成す一員として、自分もブログを続け、また、世界中に点在する「玉」を見つけ、魂振れ合おう。(たまぶれあう:研鑽し合う) 〝玉石選択〟の「新ツール」でも出現す…

ブログ深化論3−思考のSCM

ちょっとした外出には、携帯電話しか持たなくなった。 以前は「読みたい本」は必携だった。 (私の家族は、外食先でも席に着いたとたん、本や漫画を広げはじめる。注意したいが、自分も大好きなので困る。) 本の代わりに、人のブログを読む。特に梅田望夫さん…

ブログ深化論2−ブログの黎明。

すこし気になって、「ブログ進化論」とgoogleでひっぱってみたら、そういう本が出ていた。岡部敬史さん、の著で主にブログの機能紹介などがされているよう。 カブると申し訳ないので、「深化論」と。 Web2.0が提唱され、一年以上経つ。 この短い間、オープン…

ブログ進化論−「知層革命」

週末に「ブログ」を想う。 どうも、何か引っかかる… と、以前から考えていた話とつながる。 いや、頭の中に「放置」してあった考えを見つけたか。 忘れぬうちに収納、収納。 【ブログ進化のプロセス】 時事ネタでも、仕事のことでも、ふと、気になること発生…

−脳内に住むロングテール。

こうしてブログを綴っていると、つくづく自分の‘思想’とか‘観念’の「たな卸し」だなぁと、しみじみ。 「単なる整理」でなく。一度アップしておけば、そういう「思いのタネ」があった、という「意識そのもの」を消すことが出来る。 なんとも言えない安心感を…

ブログにしか出来ないこと。

ブログの特長 何度も同じことを書かないで済むのもブログの重要なメリットである。 ・ 自分の職業観はどんな軌跡をたどって来たか? とか ・ 仕事、友人、ビジネス、世相など、自分にとって「わりあい重要な」項目について、 自分の考えをまず、① 記し、(記録…

取材から得たもの。

思わぬ気づき いろんな企業の経営者をインタビューしていくサイトがある。 運営者は大手SI企業に勤めながら、日夜ネットワークを拡げる渦原さん。 経営者のインタビュー記事は、一般的なコンテンツだが(私自身、結構好きでよく読む)、インタビューされてみて…

メディアの権威が嫌悪するプログ。

情報発信に、おカネのかからない表現手段。 これにgoogleなどが合わさって、ネットの世界では、既存メディアの権威は相当損なわれた。有名なブロガー達の影響力と意思伝達の速度は恐ろしく速く、とても出版の比ではない。 明らかに新しい媒体なのだが、まだ…

ブログの位置づけが変わった。-メディア化-

web上に公開しているとはいえ、「個人の随筆」が批判にさらされたり、盗用を指摘されたりしている。自民党の杉村太蔵議員の「他人の自伝の盗用」や元日テレ女子アナの「盗撮擁護発言」である。トラックバックは1500を超していた。たかがブログ。しかし、やは…

試行錯誤

誰が見ているかわからない ここを読んでくれた人から一言「内容がカタ過ぎる」とコメントをいただく。そして、ついつい当たり障りのない内容になってしまう傾向について考えた。不特定の人が読むことを考えると、あまり辛らつな内容は書きにくい。 ではなぜ…

何のためにアップするのか。

最近のブログは一人で何箇所もupしていて、その人の 多面性を象徴するようでおもしろい。それにしても、何を目的にuploadするのか、永らくピンとこなかった。 近頃、いくつか思い当たるポイントが出てきたので、走りながら、〝ブログの意味〟も追求していき…