藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

価値観

御坊の矜持。

イオンの葬儀事業進出が関係業界に波紋を呼んでいる。 「業界団体」というもののいつものの習わしで、彼らは常に「新しい自由化」に反発する。 なぜなら、それはそれまでそこで「甘えて」いたからに他ならない。 こういう時に色んな理由をつけて「値段表など…

自分の悦びってなに。

ナルシズムの強い人ほど、「敗者の表情」を見て反応するという。 自己愛、自身への執着が強い人ほど、実はさらに「排他的」なのだろうか。 そう思えば、思い当たる。 今回の調査は千葉の研究チームがまとめたということだが、題材にあまり「技」の修練の関係…

コラムが語る。

浅井愼平さんの珠玉のコラム。 その短い文の伝える本意が、ものすごく人物の匂いを放つ。 その時代を肌で生きてきたひとが、その時代を語る。 それが「懐かしく、痛い」という表現になっていた。 この2、3年、身のまわりを整理しているのだが、それが、なか…

女性は女優。

先日、川上未映子さんの服は死ぬ。という話を読んでから、「衣服」というものへの概念が変わった。 衣類というものは、まず暑さ寒さをしのぎ、その上でさらに防寒とか、デザインとか、色遣いとか、いわゆるお洒落の部分が「乗っかっているもの」だとばかり思…

美の理解。

先日、芸子さんの踊りの会を観覧する機会があった。 若い頃に京都の鴨川をどりや東おどり、とかに祖父に連れられて行ったのを思い出す。 その頃は、ただ眠いばかりの発表会でしかなかった。 この年で改めて驚く。 舞の美しさ。 それはバレエというよりは、民…

アメリカン・ジョークより

まあこういうことって、「今夢中で追いかけているとき」には見えないものである。 揶揄されているMBAやビジネススクールだって80年代には立派な金看板だったし。 時代が変われば、価値観も変わり(それも結構めまぐるしい)、 価値あるものの基準、が変われば…

常識は失わないこと。

会社勤め時代のこと。 当時最若手の営業スタッフだった自分は「ともかく会社の利益になること」を自分の職務だと思っていた。 会社のために、一円でもためになることを志向する。 そのためには、少々こちらにミスがあろうが、相手先や客先にミスはなかろうが…

あなたやっぱりB型ね。

と、長い人生、何度か言い放たれたことはある。(嘆) ま、それはともかく。 物ごとは七変化。 いくらでも「巻き返し方はあるのだ」という良い参考になる記事。 もしもあなたが「B型であること」をバカにされたら? (アメーバニュースより) これだけ並べられる…

起業は億劫?

起業家志向が低調だとういう。 しかも十代が最も低いとの、一万人のアンケートより。 だがこれだけでは、喜ぶべきか、嘆くべきかは一概には言えない。 、「有名な大学や学校に通った方が、将来は有利になると思う」との質問に「そう思う」「どちらかといえば…

年とともに。

毎年、クリスマスが来て、新年へと向かう。(クリスマスにsusan boyle) 街や景色の経年変化、というのも瞬間瞬間を比べてみれば面白いものだが。 それよりも「人の心の経年変化」というのは自分自身で見ても面白いものだと気づく。 そういえば。 十代、二十代…

消費者意識の変わり目。

2009年は、「量から質へ」と価値観が変わった歴史的な年になるだろう。(と思う) いつかそんな時期が来る、と思ってはいたが意外に早かった! 「高級車よりハイブリッド車」日本の消費者の89% 民間調べ サラッと書いてあるが、これまでの戦後五十四年目、にし…

何でも報道のタネに。

大手新聞がこの手の話題を掲載するようになって、ずい分日本文化も薄れてきたなぁ、と思うのは自分だけだろうか。 他人様夫婦やカップルの性交渉が週何回だとか、それがどうしたというのか。 下ネタ、としては思わず前のめりになり易い話題だけに、そのあざ…

文明の盲点

リンゴは農薬で作る、と表現されるほど害虫対策が難しいという。 そのリンゴを無農薬・無肥料でついに身をなしたという木村秋則さんの話。 現代科学では解明できない、とまでいうリンゴの無農薬栽培。 木村さんの作ったリンゴは、切り口が空気に触れても酸化…

F1中止。

トヨタが自身の経営する富士スピードウェイでのF1開催を中止するという。 残るはホンダの鈴鹿サーキットのみ、ということらしい。 単に企業の「好況不況」の中の一ページのようだが、そうでもなく見える。 自分が日本にいるからかもしれないが、F1がもっとも…

生きるプロのこと-その二。

ズバッと割り切る考え方 悩みは、自分に関係のあることだから悩む。 「杞憂」は天が落ちて来はしないか、という故事だが、地球温暖化対策にゴミの分別はしても、大隕石の衝突を心配して毎晩天体観測をする人はいない。(ふつうは) かの「7つの習慣」の一つ「…

生きるプロ、のこと。

何のことか、とも思うがこの年にして、人生を過ごす「過ごし方」というのも当人の考え方一つなのだ、と改めて感じる。 「そんな目」で見ると、それまでの悩み、というか価値観というか「自分がこだわっていたこと」は何なのだ、と目から鱗、というか本当に「…

市場の反応

草食系男子が増えている、というのは肌で感じなくもないが、それにしても「婚活」というのはあからさまなかな感じがして、どうにも違和感を感じる言葉だった。が。 日本ハムが、婚活シートなるものを発売する(した)という。 「婚活シート」発売!未婚男女交…

米企業とか、消費者金融とか。

自社の株を幹部が売る。 そりゃダメか、という気がするのは浪花節、だろうか。 米企業の経営陣、というのは独特のメンタリティのようだ。 昨今の銀行役員の高額報酬とか、普段のアメリカン・ドリームはいいが、「危機になっても」報酬は報酬、業績は業績、と…

転職の意味。

某プロフェショナルの人材コンサルタント氏いわく。 「転職を繰り返す人」たち、には「ある性質」が潜んでいるという。 「転職の原因は環境にある」と(潜在的に)思い込んでいるらしい。 そして「青い鳥」が見つかるまでフラフラしてしまう。 青い鳥は、身近…

市場の底はある。 

トヨタの国内生産は先月でマイナス25%。 マツダはなんと半減と。 負の連鎖、とはよく言ったもので収縮が始まるとまったく「底が抜けたように」見え、奈落の底に落ちてゆくような気がするが、そうでもない。 要はそれまでの「ふくらみ」がどの程度ムリがあっ…

食の楽しみ。

食のこと。 もとより、ただ高い食材を欲するものではなく。 評判の名店、などと言われる店ではいかにも「心がこもってないな、と」感じることも多いのも経済原理か。 それにしても東京は玉石混交、ガイドブックなどを見て訪ね、失望することは頻繁だ。 グル…

かわいそうな自分

て全然かわいそうではないのだけど。 昔から、自意識過剰気味? 異性を気にしだした中学くらいから。 声をかけられたりすると、ずっとそのことばかり考えるような習性があった。 そんな「根っこの性質」は未だに直っていないな、と時折り気付くが。 我ながら…

イベントは予想外。

色んな突発的なイベント、は何かと計画性を損なう。 大事な時間が簡単に消化されちまう。 また、逆に「そういうの」がまったくないとどうか? 「毎日のルーティン」すらなくなると、また我われは、「定位感」を失うのではないか?とも思う。 人間とは難しい…

明らかな変化

内閣府のこのテの調査はちょっと面白いな、と前から思っていたのだが。 特に今回のような「時間の使い方」とか「お金をかけたいもの」とか「少子化について」とか。 毎日の暮らしの中での仕事と家庭生活の比重を聞くと「家庭生活を優先している」が最多の3…

いやなヤツなどどうとでもなること。

会社や学校にいやなヤツがいて、もう行きたくない。 働きたくない、という話をよく聞く。 そんなヤツを口で説得するのも難しそうな話だが、ともかく。 言いたいのはそんなもの「見方次第だ」ということ。 どんないやな人間も、あるいは最高の自分のトレーナ…

何が基準か。

「ベァリィ」。 最近自分の好きな言葉の一つ。 vary 【自動】 変わる、変化{へんか}する、異なる、さまざまである ・Temperatures vary from day to day. : 気温は日によって変わる。 ・Windows capabilities vary depending on the processor and memory …

サミットの後に

エコの話も。 経済(お金)の話も。 どんどん余分なものをそぎ落とし、 どんどん本質に目を向けていくと。 最後に残っているのは自分か。 「我欲」 がよく【我欲/我▼慾】 他人のことを考えず、自分の利益のみを目指す欲望。(大辞林) ただし、人も生き物である…

地球温暖化、とかCO2排出量規制とか、クールビズとかリサイクル法とか。

どれも急に取り上げられブームの域を超えず、また100年経ったら、いや20年経ったら環境に対する概念が変わっているのではないか。 などと思い、あまり一連のムーブメントには賛同できずにいた。 が。 自分たちの価値観を「環境を傷めない」というまあ「文明…

自分なぞが秋葉原の通り魔事件と、世間の関係などを考えてみても正解は導けぬだろうが。 どうにも引っかかる。 ここ最近の「一方的な理屈の殺人」や「無差別殺人」。 一見「はっきりした動機」のないこれらの事件はそれ自体がとても歪(いびつ)だ。 空腹で食…

つまる話、つまる所。

どうもエコ運動の話に、芯から同調できずにいた。 経済の話に似ていて、一方では「徹底的な利益追求」を掲げ、他方では社会貢献だの、共生だのという。 いったいどっちなのか。 どちらもなら、バランスはどこで取るのか。と。 そう考えると、エコの話も。 経…